ホントにいいの?比例定数削減―神奈川憲法会議が学習会(1)

 2012年2月20日、横浜で、自由法曹団本部の山口真美さんらを講師に招いて、比例定数削減問題を考える学習会が開催されました。
 学習会は、自由法曹団神奈川支部と憲法改悪阻止神奈川県連絡会議(神奈川憲法会議)共催したものです。事務所の弁護士は全員、法律家団体である自由法曹団のメンバーです。また当事務所自体が、神奈川憲法会議の参加メンバーです。
 講師の山口真美さんは、自由法曹団で衆院比例定数削減阻止対策本部事務局長を務めています。山口さんは、比例定数削減の狙いは国民の怒りの声が反映しない国会づくりを目指すものであり、小選挙区制下では民意の水増しが行われ議席は虚構の多数となることを指摘しました。そして「議員の質が低下しているのは、薄くても広く支持を集めなくてはならない小選挙区制が元凶であって、こうした状況で選挙に勝つためには強い政党の公認をもらう必要がある」「その結果、党執行部にウケのよい政策を立てる議員ばかりとなり、その結果国民目線から乖離してしまう政策しか生まれなくなる」という悪循環を指摘しました。
 その上で山口さんは、外国と比べると議員一人あたりの人口でいえば日本の国会議員数は少なく、財政の観点からいえば削減すべきは世界一高額な政党助成金ではないか、と問題提起しました。
 もう一人の講師、仁比聡平さん(日本共産党衆院比例定数削減反対闘争本部事務局長)は、現在は歴史的な岐路であり正念場であって、民主党がことごとく公約を破る中で国民の声が届く政治の力が渇望されている、と述べました。その上で「今の国民の怒りをそのまま国会に映し出す選挙制度が必要である」と訴えました。また、民主党内でよく使われている「身を切る」という言葉についても、「議席は議員の私物ではなく国民のものである。切られるのは国民の声である」と述べ、比例定数削減を「身を切る」と呼ぶのは間違いであると述べました。(続)
                           
.22 2012 政治 comment0 trackback1
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